有機合成から機能材料へ。
素材開発の
キーカンパニーを目指す。
素材開発のキーカンパニーを目指す。
私たちは有機合成の技術から中間体をつくるというコア技術をもとに、素材を構成する機能材料の開発と製造にかかわるべく技術領域を拡大し、素材メーカーにとっての新たなパートナーへと転換を図っています。機能材料は最終製品ではありませんが、日本の産業が得意とする先端技術から生まれる素材に深く関係し、その用途と領域がさまざまに広がっています。私たちは一つの取り組みとして航空機素材の製造にかかわりました。さらにはケイ素系無機有機ハイブリッド材料ならびに有機EL、燃料電池などの素材開発にも挑戦していきます。マーケットを自らの力で創り出し、ニーズを先読みしながら変わり続けていく私たち。その姿勢はこれからも変わりません。
ボーイング787。
その翼に託した
新規事業の成功。
その翼に託した新規事業の成功。
2003年、私たちは新型旅客機の機体に使われる炭素繊維複合材料用の特殊樹脂の製造へ乗り出しました。炭素繊維をその特殊樹脂に浸すことで、鉄の1/4の重量で、10倍の強度がある新素材が生まれます。有機合成の分野ではスルホン化という技術で国内トップクラスのノウハウがあるものの、機能材料への挑戦は初。しかも、品質管理レベルが非常に厳しい航空機分野。数億円の投資も必要なうえ、顧客の認定が下りるまでの数年は稼働できないというリスクもありました。しかし、ここで新たな技術領域へ踏み込むことが10年後を左右すると信じ、国内唯一の新規事業へ乗り出すことを決断したのです。
化学と物理の世界で
イノベーションを
起こそう。
イノベーションを起こそう。
私が一緒に働きたいと思うのは、自ら考え、能動的に行動できる自律した人です。会社から任されたことをやる意識ではなく、強い責任感をもって、自分自身の仕事としてとらえられるからこそ、おもしろい発想も生まれてきます。言うなれば「マイジョブ=マイベイビー」と思えるかどうかです。そんな人たちがチームになりプロジェクトが進むと、イノベーションを起こせる可能性が高まるはず。ですから、チームリーダーの育成にも力を入れています。教育のプロフェッショナルによる研修をシリーズで行うなど、KONISHIの未来像を描けるリーダーを育成しています。一人ひとりが秀でたスペシャリストであり、刺激し合いながら成長できる組織づくりをめざします。
安全で環境負荷の少ない
社会を化学と素材の力で
支えたい。
安全で環境負荷の少ない社会を
化学と素材の力で支えたい。
企業が生き残れるのは、社会にとって何らかの役割があるから。私たちは「永続できる企業であること」を理念とします。それは、時代のニーズによって事業の領域を変えながら、社会に必要とされる存在であり続けることです。技術の継承を目的にすれば、それ以上先がありません。場合によっては今あるコア技術さえ変わってしまってもいい。安全で環境負荷の少ない社会を支える素材の開発に、さまざまな技術で応えていきたいと考え、実行しています。化学製品は車や家電のようには、目に見えるものではないですが、革新的な技術の進歩には、いつでも化学の力が必要です。私たちは、その最前線に立つ準備を怠りません。社会の中で「キラリ!」と光るKONISHIであるために。